令和元年度千葉県教育功労者表彰

千葉県教育功労者表彰は,昭和23年11月1日の千葉県教育委員会設置を記念して,昭和25年から,教育行政・学校保健・芸術文化・社会教育・学校教育の5分野について,永年にわたり本県の教育・文化の発展に寄与した個人及び団体の功績を称え実施されています。

1受賞者数
個人部門93名、団体部門22団体

2表彰式 令和元年11月1日(金)
ホテルポートプラザちば2Fロイヤル

受賞概要~芸術・文化の部(個人の部)

千葉県指定有形文化財所有者 加 瀬 順一郎
江戸時代に食用油商として創業し,江戸末期からは醤油醸造業を営む「正上醤油店」の主人。「正上醤油店」は天保3年建築の店舗と明治時代前期建築の土蔵からなり,小野川岸には荷上場である「だし」
が残る。伝統的町並みを構成する重要な建造物であることから,平成4年2月28日に千葉県有形文化財(建造物)に指定され,その後27年以上の長きにわたって建築当初の姿の保存と伝統的な町並みの保護
に寄与した功績は大である。

千葉県指定有形文化財所有者 久保木 秀 夫
江戸時代中期頃に現在地に移り住み、酒造業や奈良漬けの製造を行った「旧油惣商店」の主人。「旧油惣商店」は明治33年築の店舗と寛政10年築の土蔵からなり、土蔵は佐原の町に現存する最古の土蔵で
ある。伝統的町並みを構成する重要な建造物であることから、平成5年2月26日に千葉県有形文化財(建造物)に指定され、その後26年以上の長きにわたって建築当初の姿の保存と伝統的な町並みの保護に寄
与した功績は大である。

千葉県指定有形文化財所有者 並 木 久 雄
江戸時代に創業した乾物商「中村屋乾物店」の主人。「中村屋乾物店」は,佐原の大火で焼失し明治25年に建てられた店舗と,同18年に建てられ,大火後,同25年に木造3階部分が増築された文庫蔵から
なる。伝統的町並みを構成する重要な建造物であることから,平成4年2月28日に千葉県有形文化財(建造物)に指定され,その後27年以上の長きにわたって建築当初の姿の保存と伝統的な町並みの保護に寄
与した功績は大である。